ヴァナ・ディールの詩

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闇を祓いし者

圧倒されそうな程の邪気を振り払い、王の間の扉を開ける、そこには…。

「何だ…!巨大なガルカ…?こいつが闇の王か!?」
「あなたは…ザイドさん!大丈夫ですか!?」

闇の王は復活し、もう戦いは始まってたって事か…!

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「30年前、友に裏切られ、一度俺は死んだ…。だが、それで終わりではなかった」
水晶大戦は20年前のハズ…30年前と言えば…まさか!
闇の王の独白は続き、オレ達の疑惑も確信へ近づく。
「しかし…だからと言って人間全てを滅ぼさせるわけにはいかない!」
「その通りですね。ザイドさんは下がっていて下さい。自分達がやります!」
あんたの哀しみは分かった…ただオレ達にも譲れないモノがある!やってやるぜ!

「死ですらもう俺をとめることはできぬのだ!我が憎しみ、思い知らせてくれる!!」

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その存在感に怯みそうになりながらも、必死に攻撃を避け、短剣を振るう。
「おかしい…急に攻撃の手ごたえがなくなった気がしませんか!?」
そういえば…!最初は確実にダメージを与えていたハズなのに、今は効いていない!?
動揺で動きが鈍ったオレの頭上に邪気を纏った巨大な剣が迫る!…ッ!

瞬間、頭上に突如として収束した電撃が闇の王を撃った!衝撃で剣は目標を逸れる!
「精霊魔法での攻撃に切り替える!下がってくれ!」
「そうか!自分も!」
魔法の使えないオレにできる事…回避に専念し注意を引き付ける…何とか耐えるしかない!

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二人から同時に精霊魔法を撃ち込まれ、流石に闇の王も膝を着く…かに見えた。
「まだ、だ…。この憎しみの炎の消えぬかぎり、俺は決して…決して、倒れたりはせぬ!」
まだやる気か…仕方ない、トドメを…。
「これは…闇の王に凄まじい魔力が集まっています!離れて!」

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闇の王内部で超高圧状態まで圧縮された邪気が、一気に開放された。
その衝撃は広範囲に及び、オレ達だけでなく、離れていたザイドまで壁に叩きつけられる!
「待て、もう終わったんだ!これ以上ムダな戦いは止せ!!ラ…ぐわぁっ!」
邪気を撒き散らしながら向かって来る闇の王に、説得も虚しく再び吹き飛ばされるザイド。
「いくら闇の王とはいえ、魔力が無尽蔵なはずはありません!あれではいずれ…」
「だがこのままじゃ奴の魔力が尽きる前に俺達の体力が尽きる!イチかバチか…」

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「やるしかないか…コンバートします!援護を!」
その言葉を聞く前にオレは飛び出す。最早闇の王は剣を振るう事もなく、邪気を放ち続ける。 
これは…哀切、憎悪、狂気…様々な感情が魔力と共に入り込んで来ていた、そうか…。
オレの体力が尽きるまで…お前の想いは受け止めてやる!思い出せ、自分の真の名を!

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いつの間にか現れたライオンやザイドと共に、オレ達は脱出した。
正直なところ、この辺の事はあまりよく覚えてないんだ。
闇の王は確かに倒したハズだけど…どうして…どうやって脱出したんだっけ?

「闇の王が、最後に全魔力を使って自爆しようとしたので、脱出したんですよ」
「ライオンはノーグに来いと言ってたな、それも忘れちまったのか?」
そうか…何か頭が重い気がすっけど、きっと激しい戦闘の後だからだな。戻って休むか!
「その前に報告だろう。全く、闇の波動を喰らい過ぎたんじゃないのか?」
「そうですね!その後は…広いヴァナ・ディール。今度は何処へ行こうか」

ならまず大統領府に行って…あれ…何だ…頭が……目が…霞む…。
「大丈夫ですか!?今、ケアルを…」


闇の王の復活は阻止された。だが、災いが、すべて消え去ったわけではない……。
新たなる世界への序章。大きな流れにのみこまれた冒険者達は、再び旅立つ事となる。


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