ヴァナ・ディールの詩

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双刃の邂逅

ザルカバードにて、ある冒険者が、何者かに襲われた。
その風貌は、暗黒騎士ザイドに酷似していたという…。

ザイド…お前の答えを、その刃で応えてもらう時が来た様だな。

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ザイドが逃げ帰る冒険者に渡した手紙により、30年前の真相を知ったフォルカー。
取り乱し、失意のまま隊長を解任され、何処かへ去ったそうだ…。
ザイドは北の地でお前を待ってるんだぜ…迷いを断ち切って、必ず来いよ…!

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ズヴァール城、闇の王と戦ったこの場所で、全ての決着をつけるつもりなのか…。
「ザイドとフォルカー、ヒュームとガルカ…お互いバストゥークを想う心は同じなはず」
「そうだね、何とか…うまくいくと良いのにね」

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「ここまで来ましたが、結局隊長とは会いませんでしたね…」
「うん…まだ迷ってるのかな?もー!男の人ってめんどくさいよね!」
不器用な奴等なんだよ…オレ達で決着が付くとは思えないが…行くぞ。

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「お前達か…剣を取れ…光あるところ、そこに正に国の病があるのだ…」
ザイド、あんたの意図は分かるが、そのために冒険者を襲うなんてのはやりすぎだ。
「光が目覚めるために人柱が足らぬと言うのなら、さらに立てるまでのこと」
その人柱が自分になってもか!それでフォルカーが立ち直れると思うのか!?
「遠慮はいらぬ。奴を呼び寄せるため、グスタベルクに響く程の剣戟を轟かせよう」

流石に最強の暗黒騎士と呼ばれるだけある…!その一撃は重く、そして速い。
こちらは3人なのに互角、これが…全ての業を背負い続けた者の強さなのか!

「どうした…闇の王を倒した力はこの程度か?私を消し去るつもりで来い!」
そう言った直後、オレ達の背後に目を向け、ザイドの動きが止まった、何だ?
「待たせた……な」「ああ、20年も……だ」
フォルカー…やっと来たか。だが、やはり話し合いでは決着がつかない様だ…!
「己が存在の意味を我が刃に問え!我々2人の道が分かたれたこの地でな!」

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「国に縛られることなく生きてきたおまえに何がわかる!」
フォルカーの渾身の一撃がザイドを捉える。いや…あえて受けているのか…。
ザイドは確かに本気だった。だから…オレ達も本気で応える必要がある!そして…。

「まさか、ここまで腕をあげているとは、な…」
ついにザイドが膝を折った。やっと…話ができそうだ。
「これが…答えだ。お前1人ではできない事でも、冒険者や銃士達が集い…」

一人で業を背負い続けたザイド、隊長として、国を守ってきたフォルカー。
どちらも間違ってはいない、ただ、お互いに迷いを抱えていた。
これからは、仲間と共に苦しみを背負っていけるだろう。人々の希望として。
まぁ、ザイドも人望はあるけど、この性格じゃあ部隊の指揮取るのは難しそうだしな!

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「ザイドを引っとらえてこいと言ったはずだが、結果は間抜けな隊長の復帰報告か?」
相変わらず口の悪い大統領だな…オレ達を向かわせたのも心配だったからだろうに。

新しい国だからこそ、抱える痛みがある。
しかし、新しい国だからこそ、柔軟に変わっていく事もできるハズだ。
冒険者に憧れてこの国へ来て以来、国のためできる事は全てやった。
素晴らしい指導者も、周りを支える存在もある。後は…あんた達に任せるよ。

いつもどおり門番に戻るナジ、お前とも結構長い付き合いだよな。
「しかしいいよな、お前は報酬、オレは減俸…」
勝手に持ち場を離れたからだろ?イヤなら冒険者になれよ、結構楽しいぜ?
「いやでも…あ、そういえばな、お前宛に手紙を預かってたんだ」

穏やかな午後、柔らかな陽射しの降り注ぐ中、噴水の脇に腰かけ、手紙を開く。


「バストゥークのこと、好きですか?」









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