ヴァナ・ディールの詩

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

星に願いを

「おっかしいなあ。もうとっくに帰ってきてもいい時間なんだがなあ…」
バストゥーク商業区、憩いの場にもなっている噴水広場で独り言を言うおっさん…。
「おっ、あんた、あのよう……俺の嫁さん、見なかったか?」

Are110112204035a.jpg
そう言われてもな…あんたの嫁さんを知らないから見かけたとしてもわかんねぇぜ。
「アリサってんだ。色白で、金髪のショートカットの美人さ!」
なるほど…美人ならオレが見逃すハズもない。ってぇ事は見かけてないって事だな。
「食材探しに行ったっきりなんだ…またあのごうつく婆さんにつかまってんのかな」
ごうつくババアっつーと一人しか思いつかないが…心当たりがあんなら自分で行けよ。

Are110112204409a.jpg
「何言ってんだい?アリサさんは半月前、事故で亡くなっちまったじゃないか」
え…でも旦那が帰って来ないって探して…。
「…あんまり突然逝っちまったもんだから、きっと受け入れるのが辛いんだねえ…」
どうやら亡くなったってのは本当みたいだな…さて、どうするか。

Are110112204132a.jpg
戻って確認してみたが、旦那は妻が死んだなんてウソだと言う…。
「お兄ちゃん、パパに何を言っても聞かないよ…」
何だ、おとなしい子だと思ってたけどちゃんと喋れるんだな。お前は母親の事…。
「パパはママのこと、すごく大好きだったから…こころがこわれちゃったの」
そうか…何とかしてやりたいけど、心の問題じゃあな…。
「わたし、パパを元気にしたいんだ。だから、星のかけらをさがしてるの」
星のかけらを夜空に差し出すとその夜だけ願いが叶う…か。

Are110114161400a.jpg
少女の話だと、星のかけらは「みなみの島の大きな森の樹の中にかくれてる」らしい。
チョコボに乗り、辺境地帯を当てもなく走り回っていると…それは、あった。
巨大な樹の隙間に光る物が…何とか取り出してみる。
内部で美しい光彩が乱反射している…キレイだな、これで、あの娘は納得するだろうか?

Are110113225612a.jpg
「星のかけら、見つかったの!?ほんとうに!?すごいすごい!」
少女は大喜びで石を受け取ると、早速川に向かって願い事をはじめた。
「星のかけらさん、お願いです。ひとばんだけ、ママを帰してください」
やっぱり願い事ってのはそれか…果たしてあの石は本当に…。

少女の夢物語だったのか、それとも奇跡は起こったのか、どっちかは想像にまかせるよ。
ただ…オレの瞳には、父親と娘を見守る美しい女性の姿が見えた…気がした…。

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。