ヴァナ・ディールの詩

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

氷河に果てる恋

鳥が届けた手紙。その差出人を探すため、オレは酒場に来ていた。
おかみに尋ねると、そいつは常連らしい、意外とすぐ見つかったな。

Are110127205714a.jpg
よお、あんたがカルメロかい?こういうモノを拾ったんだが…。
「…それは僕の書いた物だ。鳥たちにずっと送ってもらっている」
共に歩んで行こうと誓った冒険者の恋人、だがすれ違い、別れてしまった…。
よくある話だ…それで手紙を出し続けてたのか。彼女が何処にいるかも分からず…。
「女々しいことはやめよう。募る想いをつづった曲も書いたが、これも捨てよう」
彼女と行くハズだった『鏡の池』に沈めて来て欲しい…か。
吟遊詩人が自分の書いた曲を捨てるってのはよっぽどの決意だろう…分かった。

Are110202213207a.jpg
水面は凍っていたが、そっと楽譜を置くと、なぜか吸い込まれる様に消えた。
「ねえあなた、そんなところで何をしてるの……?」
女…冒険者か?そっちこそ何を…待てよ、あんた…カルメロって男を知ってるか?
「え? カルメロに頼まれてここに……?あの人はまだ……」
彼女は恋人の元を去った理由を語った、そしてそれを伝えて欲しいと。
でも、黙って消えず、二人で話し合っていれば…今言っても仕方ないか。

Are110127205720a.jpg
「行ってきてくれたのか…えっ!?彼女に会った?それで彼女は…」
動かぬ時計の針は、いつか崩れ落ちる。だから時計の針を止めないで…とさ。
「少し目が覚めたよ。彼女と笑ってまた会えるよう、時計のネジを巻くとしよう」

そうだな、あんたが前を向いて進んでいれば、いつかきっと会えるさ…。

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。