ヴァナ・ディールの詩

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ダ・カーポ

その瞳は、色眼鏡の奥に隠され、表情は伺えない。
だが、ただ立っているだけでも、只者じゃない雰囲気が感じ取れる。
そいつは、唐突に、正に風のように、俺の目の前に現れた。

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生き残れば、借金を返して余りある程の莫大な賞金を手にする事ができる。
きっかけは何でも良かった。やはり俺は冒険者。鉱山労働は…もう終わりだ。

どうすれば参加できるのかは分からないが、まずは情報を集める。
同時に、生き残るため、多少は冒険者としての勘を取り戻さなきゃあな。

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グスタベルク…新米が修行する様な場所だが、今の俺には丁度良いだろう。
モンスターと戦う度に、身体がかつての動きを思い出していくのが分かる。
以前と比べると、倍の速度で成長できている。俺もまだまだ捨てたモンじゃないな。

しかし…肝心の事に関しては、噂ばかりが先行し、具体的な情報は得られない…。

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グスタベルクでは物足りなくなったため、コンシュタット高地へ向かった。
最近は鉱山しか見てなかったからな…懐かしい風景だ。

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デムの岩…か。テレポが使えりゃここまでは一瞬なんだがな。
鍛えなおす意味では、自分の足で来て良かった。さて、亀相手に修行でも…
「私の企画に参加を希望されているというのはあなたですか?」
突然声が聞こえる、が…周囲には誰もいない。誰だ!?

「調べさせて頂きましたが、借金がある様ですね、それもかなりの額…」
こいつ…まさか?どこにいる!?居ても立ってもいられず、俺は走り出した。

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「そう焦らずとも…こちらから出向きましたのに」
いかに俺の勘が鈍っていたとはいえ、全く気配を感じさせないとは…!

あんた、名前は確か…膝下から踝までを覆う足防具の…。
「それはグリーヴです」
違ったか?なら…要求の正当性や権利を主張する…。
「それはクレームです。思ったより余裕があるじゃないですか」
俺の軽口にも、奴は全く表情を変える事がない。

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「あなたの事はある程度調べましたが…いくつか質問をさせてもらいます」
主催者自ら面接ってわけか…隠しても意味がない、正直に答える事にする。

「…いいでしょう、参加を認めます。では、これをどうぞ」
奴が差し出したのは、赤いリンクパール。着けろって事か?
「これで私と連絡を取る事もできます。他の参加者と親睦を深めるのも良いでしょう」
他の参加者…なるほど、既に噂を聞いた奴等が集められてるって事か…。
「場所、日時等は後日発表しますが、他言は無用です。洩らした場合は…」
分かった…ところで、俺にはありがたいが、こんな簡単に参加を認めていいのか?
奴は唇の端を釣り上げる。それは、俺が初めて見たCrievの表情だった…。

「かまいませんよ、どうせ、生き残るのは極一部なんですから…」

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