ヴァナ・ディールの詩

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罪狩り

『双子石』
元が同じ2つの石はぴたりと合うが、別の石だった場合絶対に合わないという性質を持つ。
ミスラ族は、子供が物心つく前に実母から離され、里親へと引き取られて育てられる。
そのため、親子の絆としてこの石で作られた『双子石のピアス』を分つ習慣がある。

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「おまえに頼みがある。ウィンダスの守護戦士セミ・ラフィーナに会い、これを渡すのだ」
双子石のピアス?まぁ渡すのはいいけど、あいつは色々飛び回ってっからなぁ…。
「セミ・ラフィーナは今、ラングモント峠という場所で調査をしているとのこと…」
こないだはホルトトにいたのに、随分遠出したもんだ…入れ違いにならなきゃいいけど。

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「ああ、あの戦士ならば、私が目撃した、『黒く怪しい影』の調査にきたぞ」
なんだそりゃあ?盗賊か、モンスターの類じゃねぇのか?
「このラングモント峠の奥に小さな泉がある。あれは満月の夜の明け方だった」
満月…得体の知れない黒い影…セミ・ラフィーナの言う黒き使者…。
「私がヤツを切り裂いた時にこぼれた輝ける砂が手がかりになるかもしれんが…」
あんたやセミ・ラフィーナが探して見つからなかったんだろ?…まぁ行ってみっか。

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泉の近くで襲ってきたモンスターを倒す…と、何か細かい砂の様なモノが零れ落ちた。
キラキラと光を細かく乱反射し、輝いている。これが例の砂か。

騎士に砂を見せると、黒い影から零れ落ちたモノに間違いないとの話だった。
ジャグナーに向かったというセミ・ラフィーナに、ピアスと一緒に届けるとしよう。

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ん?この樹…ほのかに光る粉がついてる。この砂と同じモノ…か?
「君は…やれやれ、最近よく会うな。何故、ここに?」
まだアジドマルジドの事はバレてないみたいだな…騎士さんから土産だ。
「輝ける砂…なるほど、何らかの魔力を帯びているように感じるわ…」
それともう一つ、こっちは族長からな。
「なに、それは?双子石のピアス?まさか…!?いや、私のピアスとは合わない…」
不意に樹の陰から気配を感じる…!いつの間にっ!?
「私は、罪狩りのミスラ。海と海を越えてその向こうにあるミスラの祖国から来ました」
話しながらも、罪狩りと名乗るミスラの挙動には、全く隙がない…何が目的だ。
「罪を犯した長の娘を探し出し、償われるべき罪を償わせる」
それがセミ・ラフィーナだってぇのか?だったら証明してみろよ!
「罪人には、罪人の匂いがついているのです。この虫にしかわからない、永遠の匂いが」
罪狩りが懐から取り出した、美しい光を放つ虫が宙を舞い、そのまま…消えた。
「…失礼しました。誤ってはならない私がどこかで誤りをおかしたようです」
罪狩りはあまりにもあっさりと去って行った…何だったんだ。
「私が誰の子かわからない?族長の元へ、出向いてみなければ…」

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「セミ・ラフィーナを見つけることができたようだな…ん、ちょっと待て…この気配は…」
お前…罪狩り!親が死んでるからって娘を追い回すとか、しつこいんじゃねぇの?
「罪人の娘の事ならば、その死が確かめられる者を探さんと、手を尽くしている」
ん?ひょっとして、族長とはもう接触していた?それで疑いがかかる事を見越して…。
「私は、あなたと罪人の間で取り引きがあったのではないかと考えているのですよ」
言い残し、罪狩りは去って行く。入れ替わりの様にセミ・ラフィーナがやって来た。

「過去なぞに興味はない!私は今、未来のために働いているのだから!」
冷静なフリをしてるが…興奮してるな。こいつでもこんな風になるのか。
一方的にまくし立てるセミ・ラフィーナに対し、終始静かに受け止める族長。
やがて、彼女も去り、静寂が戻った。
「辛いところを見せた。ミスラとて、時には争うこともある」
いいさ…あんたは今、全てが上手くいく様必死に動いてるんだろ?何となく分かるぜ。
「この争いを止めるために、おまえも力を貸してくれると約束して欲しい…」
族長、あんたも重く考えすぎだぜ。港のガキ共に会ってみな、いい事を教えてくれるさ。
もう少し待ってろよ、約束は…絶対に果たさせてみせる。

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