ヴァナ・ディールの詩

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地下牢番人の噂

大した根拠のない噂話ってのは今も昔もどこにでもある。
大抵は尾ひれがついてて、本当は大した話じゃないって事が多いんだけど。

ボストーニュ監獄の看守は吸血鬼だから、地下牢から出る事がない…この噂はどうかな。

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「ああ、君は先日地下の調査に来た人だね…よければ、僕の頼みを聞いてくれないか?」
吸血鬼って言われてるワリには礼儀正しいヤツだな、顔色は悪いけど…頼みってのは?
「獣人の血をとってきて欲しいんだ。理由は今は聞かないでくれ…頼まれてくれないか?」
断ることもできたが、彼の瞳からは誠実さが伝わってきた。まぁ…やってやるか。

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何で『獣人から採取された血液』をこの丸いのが落とすんだろうな…。
吸血鬼なんかより、よっぽどその方が不思議だぜ。

Are110721202139a.jpg
「ありがとう。なかなか頼めないことなので助かるよ。君も…僕の噂は知っているよね?」
まぁな、地下にずっと篭ってて、血を集めたりしてっからそういう噂になるんじゃねぇのか。
「君は親切な人のようだから、一応話しておくけど、僕は病気なんだ」
昔、毒を盛られ、日光にあたると皮膚がやけどしてしまう様になってしまったそうだ。
「この体を元に戻そうといろんな解毒剤を試した結果、獣人の血は効果があったのさ」
なるほどね…地上に出られないぶん、ずっと地下で解毒剤を調合してたってワケか。
「こんなことだからますます人を遠ざけてしまうんだけどね」
そう言って彼は笑う…噂の吸血鬼は、誠実で、孤独に戦う好青年だったみたいだな…。


 

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