ヴァナ・ディールの詩

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聖なる印

『ドラゴンスレイヤー』
悪しき印の浮かんだ竜を退治することを使命とする人々。別名、竜殺し。
龍王と呼ばれたランペールは、ドラゴンスレイヤーであったらしい。そして、現代では…。

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「最近、ランペール王の話を色々と聞くが、王の第一の家臣は竜騎士だったんだよな」
ラストドラグーン…彼を最後に、長い間竜騎士の系譜が途絶えているため、そう呼ばれる。
「そういやあ、地下牢にいるシラヌスって奴が竜騎士だ、って噂を聞いたぜ」
地下牢って事は、罪人?龍王の墓の件もある…竜騎士について、少し調べてみるか。

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「シラヌス?ヤツならもうここにはいない。死んだよ、ついこの間」
牢にいた獣使いが、でかい怪物を呼び出して脱走し、それに巻き込まれたらしい。
「竜の話が聞きたいなら、時々大聖堂に来る考古学者ワオーレーズのもとへ行くといい」
シラヌスが竜騎士かどうかは確かめられなかったか…仕方なく監獄を後にしようとした時…
「オレは知ってるぜ。ラーアルは、友人のシラヌスが竜騎士になったことを妬んでたんだ」
罪人の一人が話しかけてきた。ラーアル…王立騎士団団長のか?まさかそんな…。
「ラーアルはよくシラヌスの様子を見に来てた。奴がくたばるのを確かめようとしてたんだ」
ラーアルがドラゴンスレイヤー…いや、だからといってこいつの話を鵜呑みにはできない。

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大聖堂には、丁度考古学者ワオーレーズがいたが、何故かそこにラーアルが現れた。
「たいした用はないのだが…なにか変わった事はないか?不審な人影を見たとか?」
歯切れが悪いな…シラヌスの死体は顔の判別は不可能だったらしいが…ひょっとして?
「…コホン。とんだ邪魔が入ったな。さて、どこまで話したかの?」
ラーアルはすぐに去って行った。もう少し話をしたかったが…まぁ今は竜の事だ。
「昨今竜がなかなか生まれないんじゃが、シャクラミの地下迷宮で竜が卵を産んだという」
へぇ…本当に卵があるのなら、学者として保護したいと考えるのは当然か。分かった。

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巨大生物の骨に隠れる様にして、それらしい卵があった。
しかし、この骨の主は、入り口の狭い洞窟にどうやって入ったんだろうな…。
あと、この卵を産んだ竜は…?学者先生なら納得いく説明をしてくれるだろうか。

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「先生に用事かい?残念だけど、今お忙しくてね、留守にしてるんだ」
ワオーレーズの所在を尋ねると、門下生という男が現れた…卵を取ってきたんだが…。
「そいつはすごい!じゃあ、その卵をメリファト山地のドロガロガの背骨の東端に置くんだ」
すぐに会えないってんなら仕方ない…門下生と共に、メリファト山地へ向かう。

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天龍の落ちた地…そう呼ばれる場所に、卵をそっと置く。すると、信じ難い事に…。
「おお、見るがいい!これが、竜だ!今まさに…」
孵化…したのか!?竜の誕生…小さいが、その姿は紛う事なく飛竜だった。
「よくやってくれた。君は少し下がっていてくれたまえ」
言われたとおり離れると、奴は突然剣を抜き、生まれたばかりの竜に斬りつけた!
「動くな!一歩でも動けば、この竜にとどめを刺す」「シラヌスッ!遅かったか…!」
ラーアル、何故ここに?いや、それよりも…こいつが竜騎士シラヌスなのか!?
「待っていたぞ、この時を!ラーアル、貴様に施されし封印を、破る時が来た」
シラヌスは転移魔法で去った…封印を破るには、赤子の竜の血が必要だったらしい。
「シラヌス…あのとき、私があの竜を斬っておけば!」

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「大抵の竜には聖邪どちらかの印がある。だがそいつは不思議な事に何の印もなかった」
その竜と契約し、シラヌスは竜騎士となった。そして…先日誕生した竜も…?
「成長するに従い、竜には悪しき印が徐々に浮かびあがった。今は罪なき竜だとしても…」
…その話は後にしよう。まずはシラヌスを、どうする?
「奴は悪しき竜に魂を喰われ続けている。向かったと思われるのは…」

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ゲルスバ野営陣。連れて来た子竜が鳴き声をあげる。ここに…ヤツがいる!
「シラヌス!?お前、無事なのか?」
振り向きざま、無言でラーアルに斬りつけ、建物の奥へ消えるシラヌス。
「グッ!…手遅れか?私なら大丈夫だ。頼む!シラヌスをッ!」
ラーアル…分かった、必ずヤツを止める!

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そこにシラヌスはおらず、1体の竜の姿があった。まさか、牢に出た怪物ってのは…!?
話し合う余裕などなかった。全力で戦い、いつしか…オレの短剣が竜の胸を貫いていた。

シラヌスは最後に人の心を取り戻し、生まれて間もない竜には聖なる印が宿る。
ヤツは、完全に悪しき竜に取り込まれる前に、誰かに止めて欲しかったんだろうか?
「シラヌス…お前の意思はこの竜に受け継がれているだろう。安心して眠ってくれ…」
ゲルスバ野営陣に、子竜の鳴き声が響く。それは、シラヌスへの鎮魂歌の様であった…。


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