ヴァナ・ディールの詩

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光の継承者

北サンドリアの大聖堂にて次期国王を選定する「継承の儀」が行われる。
しかし、そこに死んだハズの男が現れ、儀式は混乱に見舞われた。そして…。

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「おお…オークに聖剣が奪われてしまうとは…これでは楽園の扉が…」
意味不明な独白を繰り返す教皇。呆然とする一同。
聖剣を守ろうとし、倒れたロシュフォーニュに王女が駆け寄る。
「全員落ち着くのだ!教皇…城にて詳しい話をお聞かせ願えますかな?」
混乱の中でも、デスティンの声は威厳に満ちている。その様は、正に一国の王であった。

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古文書から解読したという聖剣の記述は、全て教皇の捏造だった。
彼の妄信がそうさせたのか…いや、王国全てが妄信させられていたのかもしれない。
聖剣を手に入れたオークの軍団は、フェ・インに集結を始めているという。
国王自ら指揮を執る討伐隊、オレはトリオン王子とともに、前線部隊として参加する。

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フェ・イン突入直前、各部隊の指揮官が集結していた。
オークの指揮官は、この奥、ク・ビアの闘技場にいると斥候からの報告が入る。
「兄上…お気をつけて」「…ご無事で、あなたとの決着はまだついていないのですから」
ピエージュ、ラーアル、クリルラ、周囲を固める騎士達に見送られ、内部へ潜入する!

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ク・ビアの闘技場でオレを待っていたのは、多数のオーク達の歓迎だった。
少数で潜入したのが裏目に出たか、だが…だからといって、負けるワケにはいかない!
縦横無尽に繰り出される攻撃を何とか耐え凌ぎ、少しづつオークの数を減らしていく。
しかし、多勢に無勢、段々と追い詰められていたその時、オークを光の柱が打ち倒した!
「待てッ!」「ヌッ、他にもまだいたかっ!?」
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「ついにこの長き不毛な戦いに、ピリオドを打つ時がきた…」
敵将の前へ、敢然と立ち塞がるトリオンの姿は、一国の将としての器を予感させる。
正に死闘だった。オーク将軍の一撃は重く、鋼鉄の鎧をもってしても防ぎきる事は不可能。
そして、後方で魔道士が強力な精霊魔法を放つ。このままではなす術がないと思われた。

「いかんな…私が将軍の攻撃を全て引き受ける、その間にお前は魔道士を倒せ!」
トリオンの全身が聖なる光に包まれたと同時に、オークの巨大な剣が振り下ろされる。
しかし…攻撃を受けて尚、微動だにしないトリオンに、オーク将軍に驚愕の表情が浮んだ。
「バ、バカナッ!」「どうした?貴様の力はこの程度か?…今だっ!」
さらにトリオンは、神聖魔法フラッシュを周囲に放つ。強烈な光にオーク達が怯んだ…!

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騎士達が鎧の音を響かせ、ドラギーユ城へ帰還する。
初めてサンドリアへ来た頃、その光景は自分と縁遠いモノだった。
今や騎士団の討伐作戦に参加してたってんだから、人生ってのは分かんねぇもんだ。

今回の戦闘により、オークの戦力は大幅に削がれ、サンドリアには平和の兆しがみえる。
小さな不安の種はあるだろうが、国王を筆頭に、成長した王子達が何とかしていくだろう。
オレは騎士団に誘われたが、丁重に断った。だってなぁ…自由にやりたいだろ?そして…。

全てが終わった頃、サンドリアを人知れず旅立とうとする冒険者がいた。
「お互いこれで終わったわけじゃない。いや、これからが本当の始まりなんだ」
サンドリアはあんたを必要としてるぜ、それを知ってて行くのか?タブナジアに…。
「まだまだ俺にはやらねばならぬ事がある。…君だってそうだろ?」
そうして、二人のエルヴァーンは、祖国復興への長い旅路へと向かう。
彼らとまた会う日はくるだろうか。竜胆のヴォーダラム、その日まで…そいつを頼むぜ。

サンドリアの堅固なる城壁も、旅立ちを望む者を止める事はできない。
不意に、誘いを断った時、神殿騎士団長が言った言葉が思い出された。
「やはりお前には果てしない大空が必要らしいな。
                      自由に羽ばたくがいい、新たなる陸地を目指して…」

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