ヴァナ・ディールの詩

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想いを遺すために

『ラバオ』
ゼプウェル島北部、ラバオ・オアシスと呼ばれるオアシスを中心として構成される集落。
オアシスの名前が集落名になっているだけで、正式な村や町などではない。
ゼプウェル島で最大のオアシスであること以外、取立てて特徴などもない集落である。
しかし、ゼプウェル島唯一の人間族の集落である事から、訪れる旅人や冒険者は多い。

ノーグを去った男の想いは、20年以上の時を経て、その孫に伝わる…。

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「毒蜘蛛に襲われた?それはヨミがはまったのと全く同じ罠ですね…」
しかも組木細工の箱が隠されていた。これは「毒使いのミツナリ」ってヤツの技なんだろう?
「ヨミは、そのミツナリの孫という少年から情報を得たと言っていました」
ミツナリ本人が亡くなっているとしても、そいつなら何か知っているかもしれないな…。
「その少年は、アルテパ砂漠で、祖父の残したテントで生活していたそうです」

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「あんた、組木細工の箱を見つけた人でしょ?ようやくここまでたどり着いてくれたか」
全くな、ようやくだぜ…で、祖父のやった事を真似するからには、何か目的があるんだろ?
「じっちゃんは、死者の霊を呼び起こす技ってので、何かを残してくれたらしいんだ」
そう言いながら、ミツナリの孫は、奇妙な杖を差し出した。
「これを持って、夜にバストア海を東から西に進めば、死者と出会えるそうなんだ」
バストア海?船に乗れって事か…。まぁいい、行ってやるか。

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夕刻、マウラへ入港する船を待ち、出発する。さて…死者の霊ってのは出るのかねぇ。

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陽がおちる頃、船上に、一体の亡霊が現れた…倒して成仏させたが、何も起こらないぞ…。
到着したセルビナでは、ミツナリの孫、そして…エンセツとカゲトラが待っていた。
「道を極めようとする者は、いつしかその道の意味を見失う、今の君がそうじゃないのか?」
エンセツは、過去に妻がミツナリから聞いたという話を語った。遺すのは、技ではなく、想い。
彼は、死んだ後も、孫を案じていた。その魂を海に遺して…「じっちゃん…」
月明かりが照らすセルビナの港で、今、その想いは確かに受け継がれた…。

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