ヴァナ・ディールの詩

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デリケートな時計塔

ジュノ上層には、女神聖堂と並んで、シンボル的な存在の、巨大な時計塔がある。
毎日正確に時を刻み、その鐘の音は、ジュノの人々に安心と平穏を与えている事だろう。

そして、その時計塔と同じ様に、この街で、真面目に、真剣に生きているガルカがいた…。

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「ガルムート兄ちゃ~ん!」「おうっ、コレットか!もうすぐ終わるからちょっと待ってろ!」
ガルムートは、時計塔の整備をしているガルカだ。彼のおかげで、正確な時間が分かる。
「元気か?学校にはちゃんと行ってるか?」「う、うん。ぼちぼちね」
少女の名はコレット。同年代の子供達に馴染めず、よくここへ遊びに来ているらしい。
「地味な仕事だと思うだろ?でも、こいつがやってみると意外と面白いんだ」
毎日堅実に時計の整備をしている、彼の様な存在が、人々の生活を支えているのだろう。
昼も夜もない、その日暮らしの冒険稼業の身としては、頭が下がるぜ…。

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「ほう、お前さんにも友人がたずねて来るようになったか。結構結構!」
彼の家は時計塔のすぐそばにある。今日は、彼の前任の整備士の爺さんもいる様だ。
「こやつは今ではこんなだが、ちょっと前はそりゃひどかったんじゃぞ」
ガルムートの過去を語る爺さんの表情は明るかった。本人はしきりに照れていたが。
「ま、おかげでわしは引退して楽させてもらっとるがな」
必死に貯めた金を騙し取られ、荒れていた彼に、今の仕事を爺さんが紹介したそうだ。

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「肝心なことを忘れとった。時計塔の油が、今品薄らしいんじゃ。どうにかせんとな」
時計部分はかなりデリケートであり、整備には専用の油が必要らしい。
「ホントかよ?あれがないと…」「天晶堂なら扱っとるかも知れんが、ああいう店とは…」
確かに一般人が付き合うには、リスクのある場所かもな…。
おっし、たまにはオレも、日々の暮らしってヤツを守るために貢献してみっか!

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「なるほど、確かにあれは今手に入りにくくなってるからな」
けど、そういう品でも仕入れられるのが『天晶堂』だろ?
「ふん…まあいいだろう。だがカタギの店の様にはいかんぞ、ギブアンドテイクだ」
アルドに話を通せば早いかも知れないが、借りをつくりたくないしな…何をすればいい?

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