ヴァナ・ディールの詩

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名捨て人

『ムバルポロス旧市街』
地下にいながらにしてかなりの高低差を感じることが出来る、不思議な造りとなっている。
モブリンによって造られ、地中を移動する高度な技術が施されているらしい。

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タブナジアにあった石像?何で君がそんな事を知っておるんじゃ!?」
ウィンダスが誇る三博士の一人、ヨランオランが驚いたのは、仕方のない事だろう。
その石像は、タブナジアですら、極一部の人々しか知らない存在だったのだから。
「海の底にあったという仮説は聞いていますが、何か他に気付いた事は無いでしょうか?」
ルーヴランスは事情を説明し、改めて石像について尋ねた
「…そっちは気にするなと言われたが、あの像には、北グスタベルグの土も付着していた」
なぜ2種類の、全く違う場所の土が付着していたのか。ヨランオランにも分からないようだ。
しかし、海の底と比べれば、調べる事もできるだろう。独自の情報網により、事前調査を済ませたルーヴランスは、自身も、北グスタベルグへ向かうのだった。

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北グスタベルグ、東端の山肌に、その洞窟はあった。
これは鉱山の入り口などではない。情報通りであれば、この奥には…。

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洞窟を進むと、突如として視界が開ける。そこには、驚くべき光景が広がっていた。
地下空洞に柱を建て、何層もの床が形成されている。さらに、見た事のない奇妙な装置。その全てが、明らかに人工物だった。
ここは、100年前に1度現れたと言われている、ゴブリン族の亜種、モブリン達の地下都市、ムバロポロス。今それが再び現れた理由は、プロマシア…そして、アル・タユに関係しているのだろうか。
そして、初めての光景に、圧倒されていたルーヴランスを、さらに驚愕させる者が目に映った。
「あれは、まさか!?」
ルーヴランスが目にしたのは、確かにあの少年、セルテウスの姿だった。
しかし、正確な地図もなく、慣れない場所では、さすがの彼も、少年を見失ってしまう。
「仕方がない。同志が話をつけておいたというモブリンを探し、道案内を頼むとしよう」

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モブリンには、人間の言葉を話す者もおり、その者達は、友好的だとの話だった。
「オナエェ、な?はなしィ聞いたなよ。むっとむっと奥ゥな、行きたなかァ?」
多少聞き取りづらい事を除けば、意思疎通に問題はなかった。ルーヴランスは、同志の名を告げ、モブリンの案内に従って、奇妙な地下都市の、さらに奥へ進むのだった。

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モブリンに案内され、到着した場所には、重々しい扉が、他とは違う存在感を放っていた。
「この奥ゥは、今掘ってるゥよ。トンネル、埋まってるゥよ」
現在拡張中という事だろうか?行き止まりならば、もう案内は必要ないだろう。ルーヴランスは友好的なモブリンと別れ、奥へ進む。彼の目的を果たすためには、この先は一人の方が都合がよかった。

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先程のモブリンの言葉通り、坑道は、少し進むと行き止まりになっていた。
そこには、興奮した様子のモブリン達と、セルテウスがいた。
「プロマシア、生まれ変わり、オゥレたち、会ァえた!すごおォく、強え!」
物陰から様子を窺うルーヴランス、会話に気を取られていた彼は、間近まで迫った気配に気付き、咄嗟に振り返った。
「おまえ…だれだ?アイツ…ダレだか…知ってるのか…?」
背後にいたのはモブリン…ではなくガルカだった。冒険者がいる可能性は無いではなかったが、そのガルカは、武器はおろか、装備らしい物は何一つ身につけていない。何者だ?疑問がルーヴランスの口から発せられた。
「俺は…シャボス。モブリン達と…ながい間…いっしょに暮らしてる」
ガルカは、今モブリン達は男神を崇めておかしくなっている、と言った。
「でも…約束する…やめさせる…だから…帰ってくれ…俺に…任せてくれ…」「しかし…」
ルーヴランスが戸惑うのは当然だった。手の届く場所にセルテウスがいる。彼ならば、アル・タユへの道を知っているかもしれない。

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「じゃまだーじゃまだー!チェブキー兄弟のお通りだぜ!」
その迷いは騒々しい声によって打ち切られた。ガルカの後方に、3人のタルタルが走ってくるのが見える。
彼らはルーヴランス達を意に介さず、あっさりと物陰から飛び出し、またも騒ぎ立てる。
「待て!お前達!お前達は確かタブナジアの…」「うぉっ!しょーねん、もう来てたぁ!?」
全く動じる様子を見せないセルテウスとは逆に、モブリン達が一斉に後ろを振り返った。
「でもまぁ、間に合ったんだからよしとして…とりあえず、つっかまえろぉ!」
チェブキー兄弟は、有無を言わさず、モブリン達に襲い掛かる。こうなっては仕方が無かった。彼らに加勢し、その後、セルテウスはこちらが確保する…!ルーヴランスは、大剣を構え、一際大柄な1体へと向き合うのだった。

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