ヴァナ・ディールの詩

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楽園を求めるは

『鳳凰丸』
ひんがしの国よりの使者、テンゼンの愛刀。
霊獣フェニックスの加護を受けており、東の国においては国宝級の品であるらしい。
テンゼンはこの刀から内に宿るフェニックスの意思を聞くことができる。

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「この場所にて、カーバンクルに会える…随分手間取ってしまったでござるな…」
ラテーヌ高原、奇妙な石柱が円形に立ち並ぶ場所で、テンゼンは呟いた。
本来であれば、もっと早く辿り着けていたはずだったが、彼は、東の国で生まれ育ち、まだこの地に来て日が浅かった。
サンドリア行きの飛空艇が、バストゥークへ向っても、全く気付かなかったくらいなのだ。
仲間達と別行動をとっている今、地理に不案内な彼が、道に迷うのは仕方のない事だろう。
案内を頼むべきだったでござろうか…そう考えながら、彼は石柱群の中心部へ進み出た。
「霊獣カーバンクルよ!我輩、ひんがしの国より遣わされし者、テンゼンと申す!」
テンゼンの名乗りに応える様に、腰に帯びた愛刀、鳳凰丸が震えた。
霊獣フェニックスの意志を宿した刀は、石柱と共鳴し、やがて、この地に存在するもう一体の霊獣の魂を呼び起こす。
「フェニックスの魂を連れて来た人。知ってしまったんだね、プロマシアの意志を」
蒼い小さな獣。一見愛玩動物の様であるが、額に深紅の宝石を頂いたその姿は、紛れもなく、霊獣カーバンクルであった。

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「初めて我らに力を貸してくれる霊獣と出会えた出会えたのでござる。何としても…」
広大な地下遺跡、ソ・ジヤの入り口で、テンゼンは改めて自身に誓いを立てる。
この塔の最奥部で、カーバンクルの力を得れば、鳳凰丸の力が高まるという。
鳳凰丸の強化、それすなわち所有者であるテンゼンの強化となる。
『世界の終わりに来る者』を打ち滅ぼすため、何者にも負けない強さを、彼は求めていた。

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テンゼンは最初の扉に手をかけた。直後、違和感を感じる間もなく、機械の身体を持つ、ドール族と呼ばれるモンスターが彼に襲い掛かる。
罠だ!そう考えるより早く、テンゼンは、武士の本能により愛刀を抜き放っていた。

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不意をつかれ、少々苦戦はしたものの、やがて、テンゼンの前に、ドールは崩れ落ちた。
鳳凰丸を鞘に納め、先へ進む。しかし、テンゼンの苦難は始まったばかりだった。
最奥へ続く全ての扉には罠が仕掛けられていた。しかし、彼には罠を解除する技能がない。
流石のテンゼンも、何度目かの扉の際には、罠の存在を認識し、警戒するようになった。
が、すぐに警戒しても無駄だという事に気付く。元々、隠密行動は苦手なのだ。
常に公明正大であろうとする彼は、相手にもそれを求める。美徳ではあるが、同時に欠点でもあった。
この場合も、正々堂々罠を発動させ、全ての番人を倒し、奥へ進むのであった。

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十数枚の扉を抜け、すなわち十数体の番人を倒したテンゼンは、やがて、最下層と思われる場所に辿り着いた。
「クリューの民が作った都…ソ・ジヤには、ボクら霊獣が分け与えた力が封じられている」
カーバンクルの言葉が思い出される。母なるクリスタルを守るため、人間の未来のため、彼は、その力を手に入れなければならなかった。

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鳳凰丸に呼応するかの様に、扉は輝きを放つ。ゆっくりとテンゼンの前に道は開かれた。
魔導器に鳳凰丸を掲げる。カーバンクルの力が愛刀に流れ込み、フェニックスの魂が、力を取り戻しつつあるのを、テンゼンは感じた。
「テンゼン…セルテウスが…初めて…現れた…地を…」
鳳凰丸を手にしたテンゼンにのみ聞こえる声、それは、霊獣フェニックスの意思であった。
謎の少年、セルテウスが初めて現れた場所。心当たりのないテンゼンは、フェニックスにさらなる説明を求める。しかし、それ以上の返答はなかった。
「これもまた我輩に与えられた試練でござるか…」
気持ちを切り替え、彼はジュノへと向う。セルテウスについて、確かめなければならない。

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