ヴァナ・ディールの詩

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礼賛者

ウォルフガングの好意により、デルクフ解除キーを手に入れたテンゼン。
デルクフの塔地下、クリスタルターミナルで、彼を待つモノとは…。

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「またこのモンスター!芸のない番人でござるな!!」
デルクフの塔一階、奥の扉を開こうとしたテンゼンに、モンスターが襲い掛かった。
解除キーだけでは不十分だった様だ。鳳凰丸を青眼に構え、テンゼンは番人と対峙する。

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逆袈裟に振るわれた鳳凰丸が敵を捉える。同時に、激しい炎が機械の身体を焼き尽くした。
「くっくっく、流石だな、テンゼン。それが東の国、武士の技というわけか」
番人を倒した、テンゼンの背後から声をかけて来たのは、ナグモラーダだった。
何故ここに?テンゼンが疑問の声を発するより早く、ナグモラーダは言葉を続ける。
「その扉の先には、私も重要な用があるのだ」
ナグモラーダは、テンゼンから解除キーを奪い取ると、扉に向ってなにやら操作を始める。
「5つの母なるクリスタルは、この先で、1つに結ばれている…開いたぞ」

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「ここは…何と広く、不思議な場所でござろう…」
東の国にある自宅がいくつ入るだろう、などと場違いな感想を抱きながら、テンゼンはクリスタルターミナルへ足を踏み入れた。
テンゼンには理解のできない機械類を、ナグモラーダが慣れた手つきで操作していく。
それらは、ジラート文明の遺産なのであるが、テンゼンには知る由もなかった。
「なるほどな…監視装置の記録が、セルテウスの行動の理由を教えてくれたよ」
ナグモラーダによると、セルテウスが最初に現れたのはここだという。
そして、彼の語った内容は、これまで正義のためと信じて戦ってきたテンゼンの心を、大きく迷わせる。

「霊獣が、我ら人間をたぶらかしていたとう事でござるか…?」
「そうだ、人の本当の敵は、その霊獣自身だと知ったところでお前達の旅は終わり」
あとは私が全てを見極める。そう言うと、ナグモラーダは、呆然とするテンゼンを残し、その場から去った。
どうやら、ナグモラーダは、ジュノとは別に、独自の目的を持っているようだった。
テンゼンが冷静であれば、この場で、ナグモラーダをおめおめと逃がす事はなかったろう。
しかし、今の彼には、立ち去るナグモラーダの姿すら、目に入っていなかった。
霊獣に導かれ、それを指針として行動して来た彼にとって、ナグモラーダの言葉は、その全てを、根底から覆すものだったからだ。
「…ッ…何故沈黙する…霊獣フェニックスよ!お前は本当に我らを…答えよぉおおおお!!」
咆哮がクリスタルターミナルにこだまする。その問いに、答えるモノはいなかった。

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