ヴァナ・ディールの詩

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

歌うは誰がため

『エシャンタール』
ジュノ大公国の首相にしてアルマター機関の幹部。ナグモラーダの上司にあたるようだ。
ジュノ大公国での地位は高く、大公カムラナート不在の際は代理を務めることもあるほど。

怪しげなアルマター機関の中で、唯一の良心と思える存在だが、その正体は…?

Are111215100216a.jpg
「こんな所で何をしている!?バハムートを止める手段を見つける事はできたのか!?」
大公宮の入り口で話しかけてきたのは、ジュノ親衛隊長ウォルフガングだった。
「とうとう戦いが始まるぞ。真龍の攻撃で、冒険者を乗せていた飛空艇が落とされた」
最早猶予はない。彼の緊迫した表情からも、それは窺えた。戦いは…避けられないのか。
しかし、この緊急時に、何故かエシャンタールとナグモラーダの姿がないという。
大公宮は混乱していた。慌ただしく走り回る親衛隊員達が、隊長へ現状を報告する。
「3番戦闘艇をタルタル達が…」「定めの地とやらに行くと…」「何だと…もしやお二方も?」
定めの地…親衛隊には分からない様だが、その言葉が示す場所は…。
隊員達へ忙しなく指示を出すウォルフガングを残し、オレはタブナジアへ急行した。

Are111222204853b.jpg
天華崎には、機械のようなフォルムを持つ球体が数個浮遊しており、襲い掛かってきた。
こいつは確か、ジラートの遺跡にも配備されていた。ならこの先には…通してもらうぜっ!

Are111222204633a.jpg
岬から海を眺めるその姿は、エシャンタールだった。彼女はゆっくりと振り返り微笑んだ。
「よくここが分かりましたね。やはり、母なるクリスタルの記憶に導かれて?」
あんたと違ってオレにそんな特殊能力はない。そう言いかけた時だった。
彼女の言葉が、心が、直接流れ込んできた。同時に、オレの心が彼女に繋がるのを感じる。
エシャンタール自身も、戸惑っているのが声に出さずとも伝わる。これは一体なんだ?
(セルテウス…あなたが)エシャンタールの心の声に、もう一つの声が現れ、同調した。
岬に立つ3人の間に言葉は今必要なかった。エシャンタールが、アミュレットを取り出す。
あれはおそらくプリッシュが持っていたモノ…そして、今オレ達の心を繋げているモノ…。
セルテウスが手を重ねる。未来のため、1万年の過去の記憶が交換されようとしていた。

Are111222205505b.jpg
「エシャンタール、それがお前の策とやらか!?」
魔力がセルテウスを襲う。それは、咄嗟に彼を庇ったエシャンタールの胸を貫いた。
(あなたにはまだやるべき事があるはず…行きなさい!)
エシャンタールの心の声に、セルテウスは頷き、姿を消した。
「…ク、逃げられたか」
セルテウスを襲ったのは、ナグモラーダだった。その後ろには、チェブキー兄妹がいる。
オレが浮いてた球を倒しちまったせいで、易々と侵入させちまったのか…くそっ。
「神都アル・タユは今もなお存在する、私はそこへ行き、確かめねばならん!」
胸を押さえてうずくまるエシャンタールへ、ナグモラーダは自分の目的を語った。
機関を利用し、陰で自身のために動いていた男が、全てを暴露する、その理由は…。
「お前にはここで死んでもらおう、セルテウスに殺されたという事でな!」
動けないエシャンタールに狙いを定め、ナグモラーダの手に再び魔力が収束する。
マズイ、間に合うかっ…!オレが短剣を投げるよりも早く、無情にも、魔力は解き放たれた…。

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。