ヴァナ・ディールの詩

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アルテマになる者

「おい、てめぇ!そんなとこで高みの見物なんて卑怯だぞ!降りてきやがれー!」
敵の激しい攻撃から何とか距離をとり、プリッシュは叫んだ。
「ハハハ!時間稼ぎにはちょうど良い見世物だ!」
ナグモラーダは、飛空艇の物見台から、悠然とプリッシュを見下ろす。
その足元には、人間の上半身を模した巨大な生体兵器『アルテマ』の姿があった。
しかし、さらなる攻撃命令を下そうとした彼の目に、急速接近してくる飛空艇が映った。

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「プリッシュ!」「あっ!ウルミア!みんな!」
オレ達が接近した飛空艇には、巨大なモンスターと対峙するプリッシュの姿があった。
「うるさいのが来たな。仕方ない、アルテマウェポン!奴らと遊んでやれ!」
背後から、ナグモラーダが指示を出す。アルテマはゆっくりとこちらに顔を向けた。

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オメガに勝るとも劣らない攻撃力に、疲労していたオレ達は押されていた。
「くっ、このままでは…」「鳳凰丸の力を解放するしかないでござるか…」
状況を打破する手段はないのか…我知らず鞄を探った手に、細長い容器の感触があった。
シドの言葉が脳裏に蘇る。全力で投げつけた容器は、アルテマに命中し、砕け散った…!
一瞬の後、明らかにアルテマの動きは鈍くなり、激しかった多彩な攻撃もなくなった。
「おお!?何かよく分かんねぇけど、チャンスだぜ!」「全力で攻撃でござる!」

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「…なるほど、やはり試作品は試作品、だったか」「どういうつもりです、ナグモラーダ」
異変に気付き、その場に現れたエシャンタールが、ナグモラーダを追求する。
しかし、彼は尊大な態度を崩さず、どうしてもアル・タユに行かなければならないと言う。
「そんなに神都アル・タユに行きたいのなら、ムバルポロスへ行け!」
プリッシュの言葉に納得し、ナグモラーダは去る。しかし、代わりに現れた存在があった。
真龍の王、空の覇者バハムート、その威厳に満ちた姿と声は、人間達を圧倒する。
それでも、退く事をせず、最後まで戦う意思を見せる人間達に、龍王は裁きを下そうとする。
バハムートの口腔内に、計り知れない程、巨大な魔力の収束が感じられた。
「あっ、何かヤベェぞ!逃げろ!」「全船離脱!」「鳳凰丸よ…我輩に力を!」
バハムートから放たれた閃光が視界を覆っていく。飛空艇が墜ちるには充分な威力だ…。
その閃光の中で最後に見えたのは、自らバハムートの前に躍り出る武士の姿だった。

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