ヴァナ・ディールの詩

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鎖と絆

『東の国』
ミンダルシア大陸よりググリュー洋を隔てた東方、広大なエラジア大陸を中心に広がる地域。
アルタナ4国から『近東の国』と呼ばれる『アトルガン皇国』よりも、さらに東方に存在し、
大陸極東および周辺の島々に点在する「覇府」を忠心とした封建制の小国群とに分かれる。
中央世界、いわゆる「中の国」にもその文化の影響はあり「侍」「忍者」などの発祥地である。

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「とうとう『白帝江』も『虚ろなる闇』に飲まれたか」
テンゼンの脳裏に、未だ戻る事叶わぬ、懐かしい故郷の風景が蘇った。
「白帝江が干上がり、蛮族どもが国境を越える事容易に。国の守りが揺らいでおります」
テンゼンと同様に、東の国より遣わされ、影として彼の補佐をしてきた忍者の報告だった。
帝は、鳳凰丸の力を失った彼を許し、一国も早い帰国を促しているという。しかし…。

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「帰るわけにはいかぬ。霊獣フェニックスより授かった最後の使命を果たすまでは」
フェニックスがその力を解き放った時、テンゼンの心には、鳳凰丸に封じられた、多くの魂の、命の叫びが聞こえた。
自身の弱さ故助ける事叶わなかった子らの声を裏切る事は、武士の信義にもとる事だった。
「彼らに託されたこの命、燃やし尽くさねばならん。母なるクリスタルを救うがために…」
「承知いたしました」テンゼンの意志を帝へ伝えるべく、忍者は音も無く姿を消した…。

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「…フェニックスがその身を投じて作り出してくれた時、あまり残されてはいないでござる」
朝靄の中、ミザレオ海岸を歩きながら、テンゼンは呟いた。
これからタブナジア地下壕へ戻り、飛空艇でジュノへ行かなければならない。その後は…。
霊獣の加護は既に無い。我一人、悲壮な決意を携えた武士は、再び戦いへ赴くのだった。

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