ヴァナ・ディールの詩

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

深縁の流す血

神都アル・タユは、実在していた。
1万年前とは様変わりしているようだが、古代の民はいまだに生き続けていると云う。
古代の民に会うために、王宮を目指すナグモラーダ。プリッシュ達は、彼の後を追う。

Are120124154508a.jpg
「まさか『神の扉』作戦が成功していたとは…神都アル・タユ、とうとうやって来たぞ!」
透き通った、まるで水面の様な地面に立ち、ナグモラーダは、喜びに打ち震えた。
しかし、その喜びは、すぐに戸惑いに変わった。ジラートの民の声が聞こえないのだ。
「聞こえるのは奴らの声だけか…全く煩わしい。まぁいい、フ・ゾイの王宮へ向うとするか」
前方に聳える、懐かしき白亜の建造物へ、ナグモラーダは一人、歩き出した。

Are120217203848a.jpg
気が付いた時、オレは水面に倒れていた。我ながらおかしな表現だ。
昼夜のハッキリしない淡い色に包まれた世界、海を連想させる風景。
歩けば、足元で水が跳ねる。しかし、自分の足が沈んでいく事はない。
まるで夢の中にいるようだった。ここが神の都、アル・タユなのか…。

Are120217161918a.jpg
視界に入った白い建物へ歩を進める。壊れた通路から、上へ上がれそうだった。
「この先は、フ・ゾイの王宮。私たちの主人がおられます。何か御用でしょうか?」
通路を進もうとした時、頭に直接声が響いた。心の声…誰だ?フ・ゾイの王宮ってのは何だ?
声は近くにあった霧の塊の様なものから聞こえていた。しかし、質問に対する答えはない。
同じ言葉を繰り返すだけ。こいつらは、ジラート人の残留思念…なのだろうか?

Are120217161626a.jpg
「良かった、無事だったのですね!」「あなたも転移していたようですね、ではプリッシュも…」
通路を進んだ先では、ウルミア、ルーヴランス、ジャボス、スカリーZが立ち往生していた。
「ナグモラーダとプリッシュはこの先へ行ったのだろうか?それにテンゼンは…」
真意はどうあれ、テンゼンが裏切った事実は変わらない。一同を、重苦しい沈黙が包んだ。
「…ここでじっとしていても仕方がない。手分けしてこの扉を開く手立てを探してみましょう」
1万年の時を経て、神の都へ訪れたのは、平和か、それとも、世界の終わりか…。

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。