ヴァナ・ディールの詩

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真実の目覚めは、男神プロマシアの目覚めでもあった。
世界と人に、黄昏の時が訪れる。

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復活を果たし、その場から転移した男神を追い、オレ達は一旦王宮の外へ出る。
神は王宮を見下ろし、自らが吸収した巨大な虚ろを内部へと放ち、再びその姿を消した。
「あいつ、アル・タユごとヴァナ・ディールに降りてくつもりなのか!?」
もはや心の声がなくとも、プロマシアの声は、アル・タユにいるもの全てに響いていた。
「行かなきゃ!男神を止めなきゃなんねぇ!」

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男神の力により、解放されたのだろう。エレベーターは地下を指し示していた。
プリッシュと共に、通路を走り抜けた突き当りには、明らかな空間の歪みが発生していた。
歪みどころか、内部から巨大な隕石の様な物が漏れ出しているのが視認できる。
何所に繋がってるのか知らないが、この先に男神がいる、足を止めるワケにはいかない。

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「なんじゃこりゃー!?」
全く色気のないプリッシュの叫び声が響き渡る。
しかし、それも無理はない。そこは、今までオレ達が体験したコトのない空間だった。
「あれは…クフィム島か?俺たちのヴァナ・ディールがすぐそこに!」
周囲には、巨大なクリスタルの様に輝く星々が浮かび、足元には、ヴァナ・ディール。
まるで夜空に輝く星座の中に放り出された感覚だった。
アル・タユが何所にあったかは知らないが、今、正にヴァナへ落ちている最中なのか?

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空間の奥では、既に戦いが始まっていた。男神と、セルテウスが、空中で対峙する。
「母なるクリスタルの光よ!わが手の平にて聖なる楔となりて、死を砕け!」
彼の右手に収束した光は、巨大な槍となり、プロマシアの、神の身体を穿った。
しかし、同時に放たれた魔法により、セルテウスも空中から叩き落される。
「セルテウス!」駆け寄るプリッシュを制し、彼はすぐに立ち上がり、態勢を整えた。

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「…ッ、大丈夫だ。それよりも…男神は、全ての終わりを望んでいる。止めなければならない!」
そうだ。いかに神だからといって、全ての生命を無条件に奪って良いワケがない。
「おもしれぇ、死にたがりの神様か。わりぃが、お前の希望を叶えてやるワケにはいかねぇ!」
人は神から生まれた。けれど、神の元に還るのは、その魂が使命を果たした後の話だ。
男神に取り込まれるなんて冗談じゃない。ただの人間として死ぬために、この瞬間を生きる!

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絶えず男神から流れ出す虚ろが、かつてない程に巨大な魔力となり、人間達に襲い掛かる。
「望め 望もう 望むらくは 現身の終わり を」
虚ろに囚われながらも、プリッシュの手には、かつて自身の中にあった魔石が握られていた。
「終わりなど、望むことはない…!俺たちは生きるために生まれたんだッ!」
プリッシュが魔石を投げると同時に、セルテウスが再び光の槍を放つ。
暁の光、人の想いをのせたその槍は、魔石と共に、黄昏の男神を貫いた。
「誰がために…我を呼ぶ か…!?要は 要らざる 要害の あくたなる魂 め…!!!」
しかし、男神の動きは止まらない。槍に貫かれたまま、神はまたも虚ろを吐き出そうとする。
プリッシュ!彼女を庇おうとした時、何処からか暖かな光が溢れ出し、全てを包んでいった。

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